カテゴリ:制作( 13 )
理想の原土に再会する幸せ ヽ(*´∀`)ノ
d0197620_23365921.jpg今年の八月末…まだ真夏日で少し動くだけで
汗だくになってしまう快晴の日。
瀬戸に原土を分けてもらいに行きました。
これは、来年行われる『陶祖800年記念事業 第一回瀬戸・藤四郎トリエンナーレ』
という公募展に参加するためです。

この公募展は瀬戸の特定の原土のみを使うという規定のもとで行われる興味深いものです。
原土好きとしては参加しないわけにはいきません。




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普段からも原土は使っていて、常滑で中部国際空港関連の工事が盛んだった頃、
知り合いのお宅で取らせてもらったりしました。
その時取った砂っぽい粘りのある土がお気に入りで、
単身でも混ぜ土としても使っていました。

でも当時は自分の車も持っていなくてバイク生活だったので、
荷物を運ぶ時は友達に頼んだり、車を借りたりしていました。
なので、あまり何回も頼むことができずに充分な量が取れなかったんです。

大切に使ってきたんですが、そろそろ終わりが見えてきて、
同じような土がないか?と探してました。

瀬戸の採土場では何種類かの土が用意されていて、
欲しいものを好きなだけもらうことができました。
その時目を付けたのが砂っぽいもので、なにかピンとくるものがあって
多めにもらってきていました。

d0197620_23302273.jpgそして今日、テストをするために水に戻したら、探し求めてた土まんまだったのです。
諦めずに探し続けていれば叶うものなんですねぇ~ (T ^ T)
この土の力も借りて面白いものが出来たらいいなぁ~♪





ちょっとテンション上がって幸せな気分。
今日はぐっすり眠れそうです。
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by pourquoi4018 | 2012-10-18 23:46 | 制作
トルコ釉祭り
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普段作ってる作品は焼き締めが主なんですが、花器なんかはトルコ釉でやってます。

この花器の制作過程はFacebookにも載せてたんですが、まとめてみたいと思います。

基本大物を作る場合はひもづくりです。
ひもづくりでできる柔らかなフォルムがすきですし、
私の作りたいカタチにはそのほうが合ってる気がします。

作業的にもろくろより好きですし…(-.-;)

d0197620_10151149.jpgまず二段積み、





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乾燥具合をみてさらに二段

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そして山を作り上げて閉じます。
実はこの山のてっぺんが底になるんです。

そして何日かなじませて適度な固さになるのを待ちます。
この時難しいのは、底は固くなって欲しいんだけど
口の部分はまだ作業しなければならないので固くなって欲しくないってこと。

ひっくり返すタイミングも難しいです。
焦るとぷしゅーって潰れて何日間かの作業が台無しです。

一人で作業してるのでひっくり返すのも一大事です。
円形にカットしたコンパネで上下サンドして返します。
皿とかだとまだ厚みもたいしたことないんですが、
これくらい高さがあると腕に力が入りづらい!

d0197620_10243796.jpgでもなんとか『うぉりゃー』って返してと…。

さらに二段積んでと…。


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さぁ、ここから楽しい作業。
うねうねとカタチを変化させていきます。

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口づくり。
自然なラインになるように離れて見てみたりして確認しながら進めます。

大物を作る時はモケットを作る場合もあるのですが、
この花器のイメージは頭の中です。
もやぁ~っとマンガの吹き出しみたいに浮かんでるのをカタチにしていきます。


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口の仕上げはすごく重要!ミリ単位のことで印象が違ってきます。

この前後の写真で違いがわかるでしょうか?
似て非なるものです。

成形完成。

まだここからが気を使うところ。
ゆっくり乾燥させて素焼き。
この時一緒に窯に入れた水盤は乾燥が不十分で爆発しました。焦っちゃダメですねぇ~。

d0197620_10465580.jpgさぁ本焼きです。
今回1000度台で停滞しておかしかったんですが温度計に問題があったようで…。

結果、融けすぎてました。

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色は悪くないんですが、
釉薬が何故か剥がれてる部分があって、再度焼き直すか考え中です。









でもまぁ、
また新しいものを作りますかねえ。
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by pourquoi4018 | 2012-05-08 11:06 | 制作
『かんがえてばかりいると日がくれちゃうよ』  相田みつを 
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d0197620_0371471.jpg新しく作品を作る時に、いろいろ試しながら作っていると途中から何かに導かれて作らされる感じになる事がある。
それは土を触ってるうちにまるで漫画の吹き出しみたいな感じでカタチが浮かんできて、もうそれはそこに行き着くしかないって感じる。
で、迷わずにその理想のカタチにたどり着くことができる。


そしてそこから先の話なんですが…。
カタチは決まって『よし!これでいこう!』って
二個目以降を作りはじめるわけなんですが何かが違う。
最初のカタチに近付けようとして作るからなのか、
作ってる本人にとっては似て非なる物になってしまう。

なんとか最初の素直でウブな気持ちのままで作れないものだろうか?

でも見る人にとっては最初だろうが最後だろうが関係ないよなぁ。
私の想いとしては、作品一つ一つが一人一人の人と相対するんだって思ってはいたい。
決して一対多数ではなく一対一であると。


そんなこんなで
11/26(土)・27(日)に笹間(静岡県島田市川根町)にて行われる
国際陶芸フェスティバルinささま・International Ceramic Art Festival in SASAMA
に向けてまだまだ鋭意制作中です。


ホームページを見ていただけるとわかるのですが
カップチャリティに世界各国から素晴らしい作品が集まってきています。
常滑近辺で声を掛けさせていただき作品を提供いただいた作家の皆さん、
ありがとうございました。
中には私が買いたいなぁ~と思う作品もちらほら…。

世界中から集まった善意のカップが一同に介するのは見物でしょうね。
一つだけって選べないかもしれませんね。

d0197620_0423292.jpg参加する側としては国内外の作家さん達との
交流を楽しみにしています。

さぁ今週も頑張ります!
         
          こちらは現在格闘中の物→→→
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by pourquoi4018 | 2011-11-15 00:47 | 制作
たまには陶芸の話…。f^_^;
陶芸家のブログなはずなのに、ちっとも仕事の話がでない………。
仕事してんのかっ?って感じなので、今日は最近制作中の物をば!
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今はご飯茶碗を作っています。秋の新米が取れる時期にご飯茶碗のグループ展に
誘っていただきました。

宮城県栗原市にある『風の沢ギャラリー』であります。

田んぼに囲まれた高台に茅葺きの建物が建っています。
すごく素敵なところです。お米がすごくおいしかったのを記憶しています。

震災後、やっとギャラリーに足を運んでくださる余裕が出てきたと、
ギャラリーの風の介さんが話してくださいました。

美味しい新米を食べる器!
ご飯をおいしく食べられるってのは元気の元ですからっ!
自分の器が日常の大事な営みの一旦を担えたら……。
心をこめて作りたいと思います。


そして今日急に入った話。
またもやお茶つながりなんですが…急須で出せるものはないか?とのこと。
でもまだ形にもなってないのに、そんな達人のお歴々の前には並べられない!
身の程は心得ております。

なので汲みだしと湯冷ましを出させていただくことに…。

いつもチャンスが欲しいと思ってるけど、
いざそうなった時に答えられる力がなきゃ意味ないってしみじみ…(*_*)
実力つけたいです!

あ!でもコレお盆前までに作らねばなりません。

悠長に大物作ってる場合では…( ̄∀ ̄;)ゞ

d0197620_114095.jpgでも今一番作りたいのはコレ。
高さ45㎝。
この前の大物(このブログの愛読者さまならご存知…っているのかな?コメントも
ないし。)の仲間で高さと形を変えて、
5、6点くらいで展示できたらと考えてます。

うまくまとまるかな?


d0197620_175825.jpgこの前のコはあの後アクシデントがありながら、
オペを二度ほど行って生き延びており、
素焼きを待っております。

                        このコ→→→


この形は『ひとてとひ』のキャンドルホルダーを考えてたときに思いついた形。
祈りを込められる形を考えてて最初は手の五本指からイメージして変形…。
原形とは離れて花みたくなってますが、想いは一緒です。


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とりあえず今日はろくろっっ!!!

黙って手を動かそう!





      なんか作ってる途中は絵が地味なので、今日のカラッと夏空をどうぞ。
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by pourquoi4018 | 2011-08-06 01:21 | 制作
タッチ&ゴー
高校の化学室…棚の上の瓶に満たされた青い液体。
海の青とまた異なる緑がかった透明な青い液体に心惹かれた。
その前を通る度に、その魅惑的な色から目が離せず見惚れたものだった。

後でそれは硫酸銅だと知ったのだけど、
硫酸という危険な響きとともに強烈な印象となって記憶している。

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それから幾年月…。
陶芸を始めてトルコ釉という名前の釉薬を使っている。
名前どおりトルコ石の青色からきてるのだろうけど
色味は様々で使う釉薬が同じでも土の種類によって色の出方が違ってくる。


発色剤となっているのは銅。私は色の出が良いような気がして『炭酸銅』の方を
使っている。

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私が出したいのは
緑みががった青…。

土に鉄分が入っていると
青みの方が強くなってしまう。

マット釉なんだけど、
安定しなくて透明になってしまう事もある。


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そういえば、あの有名宝飾メーカーの名前がついた青色を知ってますか?
『ティファニー・ブルー』というのですが、商品の箱の色がそれです。

基本あのあたりのブルーが好きみたいです。

ちなみに私の工房の作品を置いて乾燥したりする台車は
『ティファニー・ブルー』に塗ってあります。
色を作るコツは水色のペンキにすこしクリーム色を混ぜるんです。
そうすると絶妙な色具合になります。

でも私はティファニーの物はひとつも持っていません。
シンプルなオープンハートにも心惹かれますが、
宝飾品には縁がないみたいですねぇ。


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結局このコは着地はしたものの着陸出来ず、日延べになりました。
同じ工房の方に『会期中に出せればいいし、焦らない方がいいよ!』
と温かいアドバイスをいただき…素直にそうする事にしました。

久々大物なので成功したい。早く乾いてぇ~!
来週頭には出せるかも…?

これも青くなる予定…。
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by pourquoi4018 | 2011-07-21 04:53 | 制作
チグム昼夜逆転イムニダ。(T_T)
先日お知らせした『ひとてとひ』プロジェクトのチャリティーオークション無事終了しました。

人の縁と祈りのような想いが相まって大成功だったようです。
ご協力いただいた方々本当にありがとうございました。

うちのコ達はお役に立てたのかしら?
ここ四ヶ月の間
『何か出来ないのかな?』って思い続け…ささやかに寄付とかはしてたんですが、
何かまだ出来ないかな?と思ってた時に
『ひとてとひ』プロジェクトに誘ってもらい、参加する事ができました。

自分の作った物を介して誰かの役に立てるなら、こんな嬉しいことはない。
そして参加していただいた方達が喜んで寄付できるのならなお良い。

まだまだ『ひとてとひ』プロジェクトは続きます。
詳細についてはこちらをご覧ください。
『ひとてとひ』プロジェクトblog 


そして私は……台風6号接近のさなか追い込み中。f^_^;
最近この時間帯が一番集中できる!困ったちゃんです。(-.-;)

今やっと、大物の口が決まって
『悪くないんじゃない?』と悦にいってます。

うまく着地できるといいな。
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by pourquoi4018 | 2011-07-20 01:33 | 制作
火を絶やさぬ事…。

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恒例の友人の窯焚きヘルプ。

薪窯はもう10年近くやってるので、
窯を焚く事自体は何時間でもやっていられるし、夜窯番に出かけるのも全然苦ではない。
淡々と力入れずにやる方法を身につけられたみたい。

深夜のが元気で0時くらいが一番ノリノリ…。
なので重宝がられて窯番頼まれてここまで続けてこられました。

でも夜型は窯焚き前の追い込み時期とか、油断をするとすぐに昼夜逆転するので
まったくもって不健康。

でも毎回天気も薪の具合も違うので、
薪をくべる量を調整してタイミングを図って温度を上げていく。


窯焚きながら、何故薪窯なんだろう?と考える。
決してゴリゴリの薪窯風の物を作りたい訳じゃないし、
伝統を追いたい訳でもない。

もちろん薪窯でしか出せない物を狙ってはいるのだけど…。

面倒臭いし手間も時間もかかるけど、
私の身体ペースに合ってるのかなぁ?と思う。

窯と向き合ってる時間が楽しい。攻めるというより宥めすかす感じ。
『よしよし、言う事聞いてね~』って。
窯の神様は女性で大昔は窯に近付くのさえ許されなかったようだけど、
私は仲良くしてもらえてるみたいです。


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窯場のブルーシートにべったり。微動だにしない。
白蛇は縁起が良いけど白い蛾はどうだろうか?
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by pourquoi4018 | 2011-06-21 21:14 | 制作
お茶つながり。
d0197620_21484461.jpg常滑で制作してると言うと、急須は作らないの?ってよく聞かれます。

以前からの課題だったのだけど、どちらかというと組み立て物は苦手で避けてきてました。

もちろん挑戦はしてみたけどうまくいかなくて…。人って必要に迫られないと出来るようにはならないものかしら?

いやいや(-.-;)  私の性格的な問題かも…?

でも言い訳するわけじゃあありませんが、物事にはタイミングってのがあって
『始めるのに最上の日』ってのがあるんですよ!

いろんな事柄が合わさって集約されて『今だぁっっ!!』っていうね。
それはもう大きな車輪に巻き込まれる感じです。
大袈裟じゃなくね。

去年の春、韓国のギャラリーから注文頂いて"お抹茶茶碗"を作り始め、
向こうでは中国式の茶器(煎茶式でもありますね。湯冷ましと小さめの湯呑みと
セットで売ってたりします。)を使っているのを知り、作り始めようと思いたち…。

お茶がらみの仕事のお誘いもあって、
もうこれは流れに乗ってくしかないですね。


d0197620_21575155.jpg今、お茶業界は大変そうですね。
丹精込めて育てて、やっと一番茶が摘める段階になって廃棄するために収穫しなきゃならないなんて、さぞや辛い事だったのではないでしょうか。

本来収穫は喜びであるものでしょうし。

『お茶』は日本人にとってすごく身近で大事な文化のひとつであると思います。

毎日飲むものなので、早く安心してお茶を楽しめる状況になってほしいなぁ。

そして…なまけ者の私は自分自身の課題と戦います。
一番の味方は自分であり、一番の敵も自分である。
腹くくってがんばります p(^-^)q

……ってちょっと気合い入れすぎですかね? f^_^;

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前庭は緑も勢いを増して、すっかり初夏の風情です…。色のコントラストがとてもキレイ。
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by pourquoi4018 | 2011-06-09 22:08 | 制作
貝集め
d0197620_11123890.jpg”貝目”用の貝を取りに海に出かけた。

”貝目”とは窯焚きの時に器の高台などにかませた貝の目跡の事。

これをやらないと、棚板と器が釉薬や灰などでくっついてしまう。
同時に貝の跡がついて装飾にもなる。

いつも工房の近くの田屋海岸に取りに行くのだけれど
きれいな貝やフロストグラスを拾いながらの楽しい作業。

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波の音をバックに黙々と拾ってると不思議と落ち着く。

のはずがぁっ!昨日は海風がひどく
めっちゃ寒くて、20分ともたなかった。
また暖かい日に出直そう。
名古屋は桜の開花宣言出たのに
まだまだ寒いなぁ。


海の恵みを頂きながら、
自然は恵みももたらせば、災いももたらすのだなぁと思った…。
自然に対する畏敬の念を忘れずに…。
今は人間の生きる力の強さを信じたい気持ち。

さだまさしの『主人公』という曲の一節…。
”自分の人生の中ではだれもが皆、主人公”
久しぶりに聴いたけれど元気の出る良い曲だな。

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by pourquoi4018 | 2011-03-28 11:29 | 制作
タタキ台
思うままに形を作ってみた。
頭の中にあるカタチはどれだけ再現できるのか?

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これで30㎝×30㎝くらい…。
こんなタコ足系のものを手を変え品を変え…。
この前、記憶をたどったら8年も作ってた。

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大きいのや小さいの。
大きいものは60㎝大。
小さいのは掌サイズ。

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でも手を動かしてるとなんかいけそうな気がしてくる。



器を作ってる時もそうなんだけど、ろくろをひき終わった時点…
まだこれから乾燥して、焼いて、って以前の生の状態にもかかわらず、
これはうまく行くって感じられる時がある。

そう思えた物は何故か良い出来になる。
なぜだろう?
でもそんな時には物にも魂があるんじゃないか?なんて思ってしまう。

気持ち込めて、大事に一個、一個……作っていこう。
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by POURQUOI4018 | 2011-01-27 20:40 | 制作
  

安藤 志保子の作陶日記 とはいえ、ほぼ『日々のよしなしごと』を綴っております。
by pourquoi4018
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